修理が終わり、機械が動きだした瞬間が何よりうれしい

PROFILE

修理が終わり、機械が動きだした瞬間が何よりうれしい

吉岡寛敏

2010年入社

大学卒業後、アルバイトを経て、2010年、大同機器に入社。
入社後、約10年間は加工部にて機械加工に従事。その後、1年ほど機械設計を学び、現在はスクラップ処理機械等の修理・メンテナンスで全国を飛び回っている。

機械加工、設計をへて修理の現場へ

今は、スクラップ処理機械などの大型機械の修理やメンテナンスを行う業務に携わり、出張で全国を飛び回っています。具体的な仕事内容としては、溶接やガウジング、機械の組み立て、シリンダーのパッキン交換など、多岐にわたります。

出張期間は、短ければ1日で終わることもありますが、オーバーホールなどの大掛かりなメンテナンスになると、2週間くらいかかります。また、機械を新しく入れる場合には、現場で一から組み上げていくので、出張先に3カ月くらい滞在することもあります。

ずっと今の業務に就いていたわけではなく、初めの10年間は機械加工の部署に配属されて、鉄を削って部品を作っていました。その後、機械設計の勉強を1年ぐらいして、今の修理の現場に入りました。うちの会社は異動がほとんどないので、僕みたいにいろんな部署を経験しているのは珍しいかもしれません。

機械加工と設計をへて修理の現場にきたおかげで、いろんな角度からものを見られるようになりました。現場で「この部品はここに付いてるんや。それやったら、ここをちょっと変えたら作業性が上がるんじゃないか」と思いついて、部品の図面を描いたりできるのは、自分の強みだと思います。

再び機械が動きだした時の喜びは格別

自分たちが現場に行くことで機械が直り、お客さまが喜んでくれた時には大きなやりがいを感じますね。
お客さまから「今こういう状況で機械が動かない。ちょっと来てくれ」という修理依頼を受けて、必要な機材を車に積んで現場に着きます。そこで、「あれが原因かな。いや、違う。あ、これやな」と試行錯誤を繰り返すうちに原因が分かり、それを直して機械がまた動きだした時の喜びは格別ですね。

この仕事は、とにかく覚えることや身につける技術が多くあります。油圧のことや電気のことなど、まだまだ覚えることがたくさんあります。仕事に必要な資格の取得には、会社が全面的にバックアップしてくれるので、それもとてもありがたいですね。
溶接も、初めのうちは仕上がりが汚かったのが、経験を積むうちに、だんだんきれいに仕上げられるようになってきました。

僕は忘れっぽいので、現場で先輩に言われたことや覚えるべきことは、すぐにメモを取っています。さらに、そのメモをスマホで撮影して整理して、必要な時にはすぐに確認できるようにしています。

今はまだ、お客さまのお困りごとに自分一人の力では100%応えられないことがあるんです。どんな修理依頼でも、自分が現場に行けばすっと直せるようになる、というのが今後の目標です。そのために、これからもどんどん知識の引き出しを増やしていきたいと思います。

明るい人ばかりの会社です

うちの会社の人たちは、みんな明るいですね。現場では命に関わる場面もあるので、時には先輩からがつんと怒られることもありますが、仕事が終わったら上下関係はそれほど厳しくないです。そこはメリハリがついていますね。

出張の道中や、仕事が終わってからの食事などは、いつもワイワイ盛り上がっています。そういうノリになじめる人なら、うちの会社は楽しいと思いますよ。地方出張が多いので、その土地土地のおいしいものが食べられるのもうれしいですね。次の出張が広島だったりすると、「カキとかお好み焼きが食べられるな」とワクワクしてしまいます(笑)。